日本ロボット学会のMLで、谷江和雄先生(首都大学東京システムデザイン学部ヒューマンメカトロニクスシステムコース教授、(元)産業技術総合研究所 知能システム研究部門 部門長)が6月9日に60歳で逝去されたことが報じられました。
谷江先生は1990年発行の「ロボット工学ハンドブック」の編集委員会の委員(当時、機械技術研究所)、そして「新版ロボット工学ハンドブック」の第3編の「3.1 ハンドの分類」を金子真先生と共著いただきました。
谷江先生とは2月16日の「次世代ロボット共通プラットフォーム技術(平成18年度)成果報告会」で久しぶりにお目にかかり、筋電義手の研究の現状について話したのが最後になってしまいました。その時、ずいぶん痩せられ、付き添いと思われる方とご一緒だったので驚かされたのですが、ご病気についてはお聞きすることはできませんでした。
首都大学東京の下記のホームページで在りし日の谷江先生のお姿を見ることができます。
http://robotics.tmit.ac.jp/Members/teacher/index.html 谷江先生が早稲田大学で研究されたWIMEハンドの機構図が下記の本に掲載されています。リンク機構の勉強になります。
Shimon Y. Nof編 "Handbook of Industrial Robotics (2nd. ed.)",p.122, 1999, WILEY
posted by M. Ichikawa at 00:29|
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ハンドブック後記