
デコミッショニング技報|RANDEC-公益財団法人 原子力バックエンド推進センター
http://www.randec.or.jp/publish/gihou.html
福島第一原子力発電所の事故により、その分野の専門家にしか馴染みの無かった「廃炉」という言葉が一般的に使われるようになりました。日本の原子炉の解体の事例として日本原子力研究所(当時)のJRR-3、JPDR、原子力船「むつ」があり、現在、日本で最初の商用炉の東海発電所(ガス炉)の廃炉措置が進行中です。
■ デコミッショニング技報
原子炉解体技術については(財)原子力施設デコミッショニング研究協会(その後、(財)原子力研究バックエンド推進センターに改組)から1989年より『デコミッショニング技報』が発行されていて、一般の人もその雑誌をpdfファイルでダウンロードして読むことができます。
いままでの日本の原子炉の廃炉技術は正常に停止され、解体環境などが明確なものに対してのものでした。そして福島第一原子力発電所のように事故で壊れて放射性物質の分布状況もわからない条件に適用できるものではありません。しかし、『デコミッショニング技報』での解説は廃炉技術の開発に必要な技術を理解する上でとても参考になります(本blogの筆者がロボットとの関わりをもつことになったのは廃炉技術の開発からでした)。
福島第一原子力の事故により大きな負の遺産が残されました。しかし、人々が安心して暮らせるようにするためにその廃炉技術の開発は避けて通れない道です。『デコミッショニング技報』には解体に関わるロボットについても紹介されています。
多くの人に読んでいただけたらと考える技報です。
■ 季報 エネルギー総合工学
一般財団法人エネルギー総合工学研究所の『季報 エネルギー総合工学』にも「実用発電用原子炉廃炉技術調査」のように廃炉に関わる内容が掲載されています。
----------
「実用発電用原子炉廃炉技術調査」(季報 エネルギー総合工学 Vol.26 No.2)
http://www.iae.or.jp/publish/kihou/26-2/07.html
エネルギー総合工学研究所季報エネルギー総合工学バックナンバー
http://www.iae.or.jp/publish/kiho_b.html
東海発電所の廃止措置 日本原子力発電株式会社
http://www.japc.co.jp/project/haishi/
福島第一原子力発電所 > プレスリリース/ホームページ掲載情報|東京電力
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2013/2013-j.html
廃炉の道険しく 東海原発、解体が本格化 茨城新聞ニュース
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13689728371212