「CareTEX東京 '23」(2023年3月22〜24日、東京ビッグサイト )のセミナーの「経済産業省における福祉・ロボット介護機器産業政策について」を聴講するために22日に会場へ行きました。会場で単にセンサー技術を応用したものを「介護ロボット」として展示しているのを見て疑問に感じたのですが、それが経済産業省が「介護ロボット」の定義を考えずに施策を講じているのが原因ではないかと推測されました。日本ロボット工業会が日本産業用ロボット工業会の時代、柿倉正義先生が委員長を務められた移動ロボットの用語に関する委員会に参加させていただき、その時、下嶋浩先生(東京工業大学)に用語の定義に取り組む際の姿勢を教えていただきました。
法的な文書を作成する場合も定義が重要ですが、既にある分野でロボットに関する定義がなされている今日、それと矛盾しない取り組みを経済産業省の方には強くお願いしたいところです。
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